フィスチュラってなんだろう(1)

オンラインぬり絵(え)には、もうみなさん挑戦(ちょうせん)してくれたかな?

アゼブちゃんが暮(く)らすエチオピアという国(くに)が、アフリカのどこにあるのかを知(し)ってくださいね!

みなさんのぬり絵(え)をぜひみたいので、SNSに投稿(とうこう)してくださいね。

やりかたはこちら⇒ クリック 

『アゼブちゃんのあかちゃん』さく:なかやまみちこ  ろうどく:ありやまかすみ

さて、お話(はなし)の主人公(しゅじんこう)の

アゼブ(Azeb)ちゃん。

アゼブは、エチオピアの公用語(こうようご)アムハラ語(ご)の女(おんな)の子(こ)の名前(なまえ)です。

アゼブちゃんがなってしまった、

産科(さんか)フィスチュラとは、

赤(あか)ちゃんを産(う)むときの長(なが)いながい分娩(ぶんべん)などが原因(げんいん)で、おしっこやうんちがコントロールできなくなるような穴(あな)が、体(からだ)にあく病気(びょうき)です。


アゼブちゃんは、おとうさんより年上(としうえ)のマモと結婚(けっこん)し、12才(さい)で妊娠(にんしん)します。

たった12才(さい)なのに、、、こどもの結婚(けっこん)は、こうした地方(ちほう)で、どうしてもなくならない、風習(ふうしゅう)のひとつです。女(おんな)の子(こ)のために、おとうさんとおかあさんは、よかれとおもってやっている、そんな現状(げんじょう)もあるのです。


そうした状況(じょうきょう)にくわえて、病院(びょういん)に行(い)かせてもらえずに出産(しゅっさん)するので、出産時(しゅっさんじ)になくなる率(りつ)、事故率(じこりつ)が、どうしても高(たか)まるのです。

アゼブちゃんの住(す)んでいるエチオピアにかぎらず、サハラ以南(いなん)アフリカや、南(みなみ)アジアのようなエリアに、WHOの推定(すいてい)で

200万人(まんにん)ものフィスチュラ患者(かんじゃ)が存在(そんざい)しているといわれています。


フィスチュラをなくすためには、こうした農村(のうそん)における家族生活(かぞくせいかつ)のありかたが、かわらなければなければなりません。


そもそも、妊娠(にんしん)&出産時(しゅっさんじ)に命(いのち)を落(お)とす女性(じょせい)の数(かず)は、全世界(ぜんせかい)で、1分間(ふんかん)に0.56人(にん)

と、いわれています。

たった5分(ふん)のこのお話(はなし)をきいていただく間(あいだ)に、2.7人以上(いじょう)の女性(じょせい)が、妊娠・出産(にんしん・しゅっさん)に伴(ともな)う事故(じこ)で、死(し)んでしまうのです。


アゼブちゃんをなおしてくれた、アジスアベバにある、フィスチュラ病院(びょういん)は、どんなところなんだろう?

👀じゃぁ、みてね!

よかったら、動画(どうが)のお絵(え)かきで、産科(さんか)フィスチュラをもうすこし詳(くわ)しく、知ってほしいな。

言葉(ことば)は英語(えいご)だらけでごめんなさい。なにか、伝(つた)わるものがあったらうれしいです。

👀じゃぁ、よかったらこちらもみてね!

アゼブちゃんのあかちゃん Azeb’s Baby

産科フィスチュラの病気になってしまった12歳の女の子の物語。 産科フィスチュラとは、妊婦が専門医療を十分に受けられないと、出産時の閉塞性分娩によって、母親や胎児の命が失われる確率が高くなります。母親の命がなんとか助かっても、分娩の過程で体内の組織の壊死が起こり、膀胱(ぼうこう)と膣(ちつ)の間、直腸と膣の間、または尿管と膣の間に穴(ろう孔)が開いてしまうことがあります。これが産科フィスチュラです。

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